困難を乗り越える力を身につけるために

暖かい日差しを感じることが多くなりました。
子どもたちは驚くばかりの成長を見せながら年度の終りを迎えています。

4月の頃にはまだたどたどしい言葉しか話せなかった子どもたちが「ねえ、一緒にあれやろー!」「あそこにある、◯◯よね?」などとたくさんお話している声を聞くようになりました。

子ども同士のイザコザも多く見られていた年度の初めと比べると、イザコザが起きても子ども同士でうまく解決したり、自分たちだけで気持ちの整理ができないときには年上の子どもたちがそっと仲介して解決出来るようになっています。

先日子どもたちのマラソン大会がありました。起伏もあり距離も長いのでバテて歩いてしまう子も出るかもしれないなと思っていましたが、みんな最後までしっかりと走り抜いていました。

どのような場面でも子どもたちがイキイキしている表情をしているのを見るととても嬉しいものです。マラソンをしながら「しんどい!」「きつい!」と言いながらも満面の笑みで走っている姿はまさにそうです。しんどいことやきついことはたくさんあるのですが、それをどれだけ楽しめるか、満喫できるかが一番大切です。

大人も子どもも同じです。「やりたい」ことであれば最後まで頑張ることが出来ます。たとえそれが難しく、困難なことであっても「やりたい」があれば続けることが出来ます。
逆に、一般的には楽しそう、容易そうに見えることであっても「やりたい」がなければ苦痛に満ちた作業になり、達成しても充実感は得られません。

子どものときにこの「やりたい」と「やりたいことができた」の2つの感覚をしっかりと体験しておくことが、将来難しいことに取り組み続ける力の基礎になるのです。そのためにも、子どもたちが「やりたいと感じられること」「やりたいと意見を言えること」が大切なのです。

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