素話は言葉の面白さや耳から聞いたことを頭の中でイメージすること、特にファンタジーの世界に没頭できることがとても大切と考えています。
回文の冒険(すみれグループ)
年長の子どもの中にはひらがなやカタカナなどを読むことができる子も増えてきました。言葉や文字にもっと興味を持ってもらいたいと思い、年長の子どもたちには「回文」を使ったお話をしてみました。
ウサギとカメ(たんぽぽグループ)
年中の子どもたちにはよく知っているお話をしたいと思い、うさぎとかめのお話をしてみました。話を知っている子どもは、結末を先に言ってしまう子もいますが、それもまた年中の子どもの姿なのでありのままに楽しめるようにしています。
お話を聞けるようになるために
小学校に上がった子どもの中には、「授業を聞くことができない子」が多くなったと聞きます。
今の子ども達は話に集中する機会が少なくなって、視覚情報(テレビ・スマートフォン等)に偏った生活をすることが増えたと感じています。
姫井保育園では自然の中で五感を刺激されて遊びこむことが大切と考えています。
そのためには子どもたちの感覚を無理なく刺激する環境が大切になります。
園庭に落ちているどんぐりを一緒に発見したり、園庭から見えるJR小野田線の音を一緒に聞き入ってみたりするなど、保育園生活の中で五感の刺激を受けられる環境がふんだんにあります。
子どもたちが集中して遊んでいる場合には、周りが見えなくなる、周りの音が聞こえなくなることはよくあります。一方で、なかなか集中して遊び込めていない子どもには、ほんの少し刺激を与えてあげることで感覚が刺激されて集中し始めることがあります。
子どもたちが自然と「聞きたい」と思えるような仕掛けをどうすれば作っていけるのか、毎回頭を悩ませています。「前回とても楽しかったから、今回も聞いてみたい」でも良いですし、前フリをしっかり入れることで「どんな話なんだろう?」と思ってもらえるようにすることでもよいですし、はじめに題目を伝えることで「あ!このお話知ってる!」と思ってもらえることでも良いと思います。
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