「当たり前」の見直し

今年の暑さは「異常気象」だった先日気象庁が発表しました。

確かに、あっという間に梅雨が開けたと思ったら毎日のように熱中症警戒アラートが発令されて、外遊びをすると危険を感じるような暑さの日々が続きました。また、ここ数年は生命の危機を感じるような豪雨の数も増えてきています。

猛烈なスピードで「当たり前」が変わってきている感じがします。

これまでだったら「それはおかしいよ」と感じていたことも、「それが当たり前だよ」になっているのかもしれません。そしてその変わっていくことに「慣れ」てきている感じもします。ふと立ち返ってみて「おかしな状況に慣れてしまっているのでは?」と感じることもあります。

「変わること」は大切だと思います。ですが何も考えずに変わっていくことは危ないと思います。「世間一般で◯◯となっているから、◯◯するか~」と考えることなしに「当たり前」を変えてしまうと、「おかしい状態」になっても気づけなかったりします。

たまには今の「当たり前」を見直す「リセット時間」も必要なのかもしれません。

わざわざ火をおこして食事を作ったり、掃除機を使わないで放棄や雑巾を使って掃除をしてみたり、スマホやテレビの無い1日を過ごしてみたり、車を使わずに徒歩や自転車で少し遠くまで行ってみたり。

意外と「体や心が無意識に求めているもの」を感じることができるかもしれません。そして、体や心に無理をさせていたことに気づくかもしれません。

 

なかなか意識することはありませんが、人類が誕生してから500万年ぐらい経っていると言われています。500万年かけて人類の遺伝子に組み込まれた「当たり前」をここ数年の「当たり前」で上書きしようとすると体と心に無理をさせてしまうこともあります。

とはいえ、現代社会は自然のままの姿で生きていくことが難しいので、ある程度現代に合わせて生き方を変えていくことも必要です。だからこそ、「リセットする時間」を作って太古の昔から続いていた「生物としてのヒト」の感覚を取り戻してみるのもいいと思います。

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