虫との関わり

6月に入って、保育園での遊び方がダイナミックになってきました。

子どもたちは園庭に植えてある大きな木や小さな木の木陰でしゃがみ込み、何かを必死で探しています。そーっと後ろから見ていると、ダンゴムシやアリを必死になって追いかけたり捕まえたりしています。子どもたちにとっては手に取りやすく馴染みの深い虫たちです。

少し大きくなってくると、ベニカミキリムシを追いかける姿が増えてきます。虫取り網を持って園庭を走り回る姿は立派なハンターです。

園庭の大きなモミジバフウとケヤキは春になる前に一回り小さく剪定しました。毎年子どもたちに涼しい木陰を作ってくれていた2つの大きな木を剪定したので、今年は木陰が出来るか少し不安でしたが、今日のようによく晴れた日には、子どもたちが木陰の下で砂遊びを楽しんでいます。

冒険の森や隣保館のあるエリアは子どもたちから人気のない虫たちもたくさん出てきます。蚊や毛虫、ムカデもたくさん出てきます。これから梅雨や夏になってくるとさらにこういった虫たちをよく見かけるようになります。子どもたちも「触ってはいけない虫」をよく知っていて、そんな虫を見つけると「せんせー!」とサイレンを鳴らして飛んできてくれます。その様子を見て年下の子どもたちもどうすればよいかを学んでいってくれます。

これからますます生き物との関わりが増えてきます。年齢にもよりますが、子ども達はある意味「残酷な」関わり方をするときがあります。大人の目線だけで「そんな事しちゃだめよ」と止めてしまうと、虫などの生き物との関わり方を学ぶ機会を奪ってしまうので、「この子には今どういう関わりをしたらいいのかな」と考えながら、子どもへ声をかけています。

虫が大好きな子ども達、虫が嫌いな子ども達、それぞれが楽しめるように、園庭や室内のいろいろな場所で、自分が好きなことをやろうと取り組んでいけるようにしてあげたいですね。

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