粘り強さの育て方

2021年11月25日

園庭に落ち葉やどんぐりが増えて、気持ちの良い気候の中で子どもたちも外遊びを満喫しています。

これから行事が盛りだくさんとなりますが、子どもたちにとって行事はいつもと違う特別な日です。コロナの状況が収まりきっていない現状でも、出来る範囲の形で子どもたちに特別な日を経験してもらいたいと思います。

コロナの影響で今までの「当たり前」が一気に変わってしまいました。今までできていたことが出来なくなり、子どもたちの中では「コロナだからしょうがないよね」と残念に思う前に諦めてしまう事が起きているようです。

人と人とが生きていく上で大切なことを就学前の時期に十分に経験出来ないことを嘆きたくなります。そんな今だからこそ、「どうしたら○○出来るだろうか?」と試行錯誤することが大切ではないかと思います。誰も経験したことがないことだからこそ、色々なことを試すことが出来ると前向きに考え、たくさん試してみてうまくいかなくても、「じゃあ次はこうしたらいいかな?」と、次につなげていけば良いと思います。

この「どうしたら○○出来るだろうか?」を考えることは、答えが決まっていない問題に取り組むこととも言えます。粘り強く考え、失敗しても諦めずに取り組むことは、これからの時代を生きるために必要な「非認知的能力」を伸ばすことに繋がります。

子どもたちの年齢や育ちにもよりますが、「出来ん~」、「やって~」、「わからん~」と子どもたちから言われたときに、一度子どもたち自身が考えて取り組めるような優しいサポートをしてあげるのが良いでしょう。また、大人も一緒になって考えてチャレンジしてみるのも良いです。

子どもたちがチャレンジしたことを一緒に喜び、うまくいかなくても「じゃあ次はこうしたらいいかな?」とヒントをあげて、自分で出来るようにしていくと、次第に子どもたちも進んでチャレンジしてくれるようになると信じています。

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