2023年6月3日 園内研修

職員全員が参加する園内研修を年に2回ほど行っています。

全員参加ではない研修も様々受けていますが、正規職員もパートタイム職員も給食の職員もみんなが参加するこの園内研修にはとりわけ力を入れています。

今回は「きげんのいい子どもに」の再確認、保護者に伝える、事故や怪我をしたときの対応の確認、という大きな3つのテーマでかなりたくさんの演習や話し合いをする研修を行いました。

「きげんのいい子どもに」は姫井保育園の保育目標です。子どもたちがのびのびと安心して自分の遊びができること、よく寝てよく食べてよく遊ぶことが安心して行えるそんな姿を保育の目標としています。そのために日頃の保育の中でどんなところを見直していかなければいけないのか?などを考えています。

毎回園内研修では全員で振り返って、話し合った結果を発表してもらっています。それぞれに考える「きげんのいい子どもに」を言葉にして相手に伝えることで全員が同じ方向を向いて保育に取り組めるのだと考えています。

 

保護者に伝えるに関しては、「保育園と保護者が一緒に子育てするパートナー」となるために何をどのようにすればよいか?という方法論をみんなで考えました。自分が保護者役になったときに、保育者役の職員がどんな伝え方をしたらどんなふうに伝わるのか?を実体験してもらうことで、日頃のコミュニケーションの取り方について改めて考えてもらいました。

また、日常の一場面を口頭で伝えることと写真や動画を使って伝えることの情報量の差も体験してもらいました。

事故や怪我をしたときの対応については、毎月の避難訓練でも使用している危機管理マニュアルの内容の再確認を行い、誰もが同じような対応が取れるように準備しました。また、全員で怪我の対応に関するオンライン研修を受けて、職員全員が同じレベルの初期対応が出来ることを目指しています。

 

最後に全員で体を使って「遊ぶ」研修を行いました。頭をたくさん使ったので、紙コップ1,000個を使って遊んでみたり、一緒に遊び歌で踊ってみたり、一緒に歌ってみたりと「保育」を楽しむ研修を行いました。

同じ保育園に勤務していてもクラスや勤務時間帯が重ならないとなかなかじっくり話すことがない職員も少なくないのが現実です。それでも同じ方向を向き、最低限同じレベルの保育が誰でも出来るようにしておくためにも、全員参加の園内研修は大切なものだと考えています。

園内研修というオフィシャルな関わりだけでなく、その後の個別の食事会などアンオフィシャルな関わりも職員間で積極的に行ってもらいたいと思っています。こういうときに上の人間ははお金を出して顔を出さないのが一番だ、と前職の上司に言われた気がします。その上司は毎回飲み会には参加というか、主催していたので言行不一致だったのですが、そういう形でも良いので職員の皆さんが楽しそうに保育ができることが一番の願いです。

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