卑弥呼のはがいーぜ

なんのこと?と思う方も多いかと思います。咀嚼の大切さを表す6つの頭文字をつなげた食育ワードだそうです。

「咀嚼」と漢字で書くと読むのも大変ですが、噛むことです。「そしゃく」と読みます。食事の際に意識しないと疎かになってしまう「噛むこと」ですが、実は大切な働きがたくさんあります。

  • 「ひ」肥満予防:よく噛んで食べると脳にある満腹中枢が働いて食べ過ぎを防ぐことが出来ます
  • 「み」味覚の発達:よく噛んで味わうことにより食べ物の味がよく分かり、減塩につなげることも出来ます
  • 「こ」言葉の発音がはっきり:よく噛むことで口周りの筋肉が使われます。きれいな発音が出来たり、表情が豊かになります
  • 「の」脳の発達:よく噛むことが脳細胞の働きを活発にします。認知症予防にも繋がります
  • 「は」歯の病気を防ぐ:唾液がたくさん出て虫歯や歯周病を防ぎます
  • 「が」ガンの予防:唾液の酵素が発ガン性物質の発ガン作用を消す働きをしてくれます
  • 「いー」胃腸の働きを促進:よく噛むことで消化酵素がたくさん出て消化を助けます
  • 「ぜ」全身の体力向上と全力投球:力いっぱい遊んだり仕事をしたりする活力が湧きます

子どもの月齢・年齢によってもどの程度の硬さの食材を食事で出すかは悩まれるところだと思います。子どもたちの育ちを考えると「噛みごたえ」のあるものを食べさせたいけど、「たくさん食べてほしい」「残さず食べてほしい」という思いから、「食べやすいもの」として柔らかい食材を食べさせることもあると思います。

出来るところから始めていくのも良いと思います。例えば「お茶で流し込む」のが習慣となっているお子さんには、食事中のお茶を減らしてみたり、一口の量を減らすように声をかけてみたりするのでも良いと思います。

子育ては「あるべき」を求めると際限なく「やるべきこと」が増えていきます。頑張りすぎない程度に頑張るのでも良いのではないでしょうか。
「あるべき」はこうだけど、今の自分(親)では「ここまでよく出来た」と自分(親)を認めてあげることも大事なことです。

多少ズボラでも楽しみながら子育てしていけると良いと思います。

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