2025年2月4日の素話(おおきなかぶ、こぶとりじいさん、雪女)

久しぶりの素話です。

先日メルヘンサークルの皆さんに人形劇を見せていただきました。子育て支援センターの利用者と保育園の子供たちが一緒に楽しめる人形劇だったので、子どもたちもとても楽しんでいました。

「おおきなかぶ」の演目だったので、今回の素話でもおおきなかぶのお話を入れてみました。今日が初めて素話を聞くつくしグループの子どもたちもお話の時間を楽しんでもらえたらいいなぁと思っています。

おおきなかぶ(つくしグループ)

いつものようにねずみ→ねこ→いぬ→まごむすめ→おばあさん→おじいさん、と引っ張る人を並べても良かったのですが、子どもたちの名前を呼んだりアレンジしてみました。お話を聞く時間が楽しい時間になればいいなぁと思いつつ、ファンタジーではなく現実を楽しんでしまっては良くないのかなぁと塩梅が難しいところです。

 

こぶとりじいさん(たんぽぽグループ)

長いお話を聞くことが出来るようになったたんぽぽさん。今日はイメージしやすいものの少し長いお話に挑戦です。

「右のほっぺたにコブのあるおじいさん」「左のほっぺたにコブのあるおじいさん」の二人を対比させながら聞くことが出来たようで、最後どのような結末になるかを予想できていた子どももたくさんいました。

 

雪女(すみれグループ)

今日は朝から吹雪のように横殴りの雪が舞うときもあったので、少し怖い話ですが雪女を取り上げてみました。

いつもなら話に集中できないタイプの子どもも、何故か怖い話になると集中して聞いてくれる気がします。怖いことは子どもたちにとってとても魅力的なことなのかもしれませんね。

 

素話をすること

自分もそうですが、最近は「目」から入ってくる情報に頼りすぎる時代になっています。このブログも目から入る情報です。

一方で、素話は出来るだけ「耳」から入る情報を大切にしたいと思っています。それでも子どもたちが楽しめることが一番なので、少しだけ「目」を使えるように表情や身振りを足すこともあります。

耳で聞いたことを頭の中でイメージして、それを膨らませていくことは子どもたちが新しい発想を手に入れたり、挑戦したり、他人の気持ちを慮ったりするためにとても大切な経験だと思っています。

一方でメラビアンの法則にあるように、「耳」から聞いた情報はどれだけ頑張っても「目」から入る情報よりも伝わりにくいということも理解しておく必要があります。

子どもたちに「伝わってほしい」と感じたら、「耳」に伝わる【言葉】だけでなく「目」に伝わる【表情】なども気を配らないといけないのかもしれませんね。