2022年10月17日の素話

今日は絵本をベースにしたお話を2つしました。

かっぱのすもう(たんぽぽグループ)

「かっぱって知ってる?」から始まり、かっぱが好きなもの、かっぱが得意なものとかを子ども達に問いかけてからお話をはじめました。

「でね、かっぱが好きなきゅうりを作っていた、家族がいてね、孫とおとうちゃんとおじいちゃんだったんよ」とストーリーを少し改変しました。

孫がかっぱに投げ飛ばされ、おとうちゃんがかっぱに投げ飛ばされ、いよいよおじいちゃんというところで、「なあ、かっぱさんよ、あんたらすもうの取り方を知らんようだな」と、お辞儀をさせる流れを作りました。

今回はたんぽぽグループの子どもたちだったので、言葉だけでイメージできるか心配だったので、「頭の皿から水がジャバジャバと流れて落ちた」のところはジェスチャーを使いました。

子ども達も「かっぱ」という存在はよく知っていて、「頭にお皿があるんよね」「きゅうりが好きなんよね」としっかりイメージを持って話を聞いてくれました。頭のお皿から水がジャバジャバーとこぼれるところを繰り返すときには子ども達もお話を楽しめるようになっていました。

 

しばいのすきなえんまさん(すみれグループ)

子ども達が好きな絵本に「じごくのそうべえ」がありますが、この絵本も閻魔大王が面白おかしく描かれている絵本です。

すみれグループの子ども達は年長児なので長いお話でもしっかり聴き込むことが出来ます。今回は芝居の上手な団十郎と芝居が好きな閻魔大王がだんだんと入れ替わっていき、最後にはどちらがどちらなのかわからなくなるような話の構成にしてみました。

言葉だけでイメージしていくと頭の中で2つのキャラクターをしっかりと区別させないといけないのですが、話し方や声色も少しずつ変化させていったりして更にイメージが難しくなるように仕掛けてみました。

どちらも最近の「かわいい」絵柄ではない絵本ですが、逆にその方が子ども達にとっては興味を引くのではないかと思っています。微妙な色彩やタッチを心の深いところで楽しむ事ができれば、子ども達の世界を広げることが出来るのではないかとも思っています。

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