特別な一年、特別な育ち
(2021年3月のクラス便り記載の内容です。)
今年1年間は本当に初めてづくしの1年間だったように思います。これまでに経験したことがない出来事に日々奔走されていくなかで、子どもたちが安心して生活できる場をどうやって作っていくかということを深く考えさせられた一年でした。
振り返ってみると、新型コロナウイルスというものがまだどういうものなのかよく分からなかった4月、山陽小野田市居住者で初めて感染が明らかになり登園自粛をお願いすることもありました。夏前には一時収まりを見せた感染も8月に近隣でクラスターが発生するなど、落ち着かない日々が続きました。その後の状況は記憶にも新しいと思います。
そんな日々ではありましたが、子どもたちはしっかりと育ってきてくれました。園の子どもたちの写真を整理していると、「1年前のこの子はこんな顔立ちだったのに、今ではすっかりお兄さん・お姉さんだなぁ」「今年はコロナのせいで出来ないことが多かったけど、子どもたちはこんなに楽しそうな表情が出来ていたんだなぁ」と、眺めているだけであっという間に時間が無くなってしまいます。
歩けなかった子が今ではしっかりと歩いていたり、驚くほどお喋りができるようになったり、食事のときにエプロンを付けなくても服を汚さず食べられるようになったり、ハサミやのりの使い方がうまくなったり、文字や絵が驚くほど上達したりと、それぞれの年齢で驚くほどの成長を見せてくれます。
すみれグループの子どもたちにとっては保育園で生活する最後の1ヶ月となりました。今年のすみれグループの子どもたちは例年では学ぶことが出来ないほどたくさんのことを学んできてくれました。
友達と一緒に生活出来ない時期があったからこそ、一緒に遊ぶ楽しさを学んでいます。手洗いの大切さをこれまでにないほど学んでいます。制限された中でどうすれば楽しめるのか、新しいことにチャレンジすることをたくさん学んできました。この経験は小学校に上がっても、また、ずっと大人になっても貴重な経験として生きてくると信じています。
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