うんどう会

市内で新型コロナウイルス感染者数が急激に増えた8月末から9月にかけて、心配な日々を過ごしてきましたが、いまのところ少し落ち着きを見せているようです。子どもたちにはのびのびと生活してもらいたいと思いながらも、なかなか気の休まる日が来ないため、どっと疲れが出てくるときもあるかもしれません。そんなときこそ、意識的に休息を取って心も体も「う~ん」と伸びをしたほうが良いのかもしれません。

うんどう会

秋の楽しみな行事であるうんどう会はお子さんの身体の育ちがよく分かる大切な機会です。また、親子で一緒に楽しめる機会です。さらに、保護者同士で関わりを深められる機会でもあります。

今年は新型コロナウイルスの感染予防のために、検討を重ねた結果、保護者参加無しの形で行うこととしました。

うんどう会に限らず、姫井保育園の行事は子どもたちが一番楽しんでいるときに本番を迎えること」と、「行事が終わった後も◯◯ごっことして遊びが継続すること」を大切にしています。

毎日の生活に彩りを添える行事は、家族の皆さんにとっても楽しみなものですが、子どもたちにとっても「特別な日」です。子どもたちにとって一番大切なことは現在を最も良く生きることなので、行事は子どもたちが楽しめることを目指して組み立てています。また、練習を重ねて上手になった経験や緊張感を感じながらやり遂げた達成感も子ども達の将来に活きてくる「種」となります。

「特別な日」を楽しみに「後○日寝たら○○よね?」と楽しそうに話す子どもたちの期待に応えられるよう、感染予防に注意しながら練習を重ねています。一方で、外遊びがとても気持ちの良い季節になったので、練習だけでなく戸外での遊びを思い切り楽しめるようにしていきたいと思っています。

新型コロナウイルスで変わったこと

保育園は子どもたちが生活する場所なので、子どもたちが見通しを持って生活できるように、基本的な生活の流れは変えないことがほとんどです。

また、毎年の行事などについても去年と同じことが多かったのがこれまででした。

ところが、今年の初め頃から新型コロナウイルスの感染予防のために様々な行事ができなくなったり、規模を縮小するなど「これまでと違う」ということが頻発しました。

正直なところかなり戸惑うことが多く、その時々で何をすべきなのか考えなければならないことが非常に多い年となりました。

こんなときだからこそ、目の前の子どもたちの姿をしっかりと観て、この子たちが大人になったときにどんな人生を歩むだろうか、そのために今何ができるだろうかを一つ一つ考えていくことが大切だと思いました。

新型コロナウイルスは遅かれ早かれワクチンや対処薬が開発され、もしかしたらごく一般的な病気となるかもしれません。それまでは感染予防に十分に気をつけて、できる範囲の保育を続けていくしかありません。

ですが、この機会に今までの「当たり前」を見直していくこと、これから先どんな事が起きても一つ一つ考えて行動していく「習慣」を身につけることは、とても大切なことだと感じています。

大人が率先して「当たり前を見直す」や「考えて行動する」姿を見せ続けていれば、子どもたちは大人たちの姿を模倣して、将来自分たちも常に当たり前を見直したり考えて行動するようになってくれるのではないかと思います。

今の保育園子どもたちが大人になったときには、「当たり前」は今とは全く違うものになっているでしょう。想像もつかないような世界で生活しているのかもしれません。そんなときであってもしっかりと子どもたちが自分たちの力を発揮できるような根っこになる力を育てていければと思います。

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