1月21日の素話(にんじんごぼうだいこん、ムカデの医者迎え)

久しぶりの素話の時間でした。

今回はつくしグループの子どもたちも参加してみました。
目の前には絵本も何もない中で、どれだけ集中して話を聞くことが出来るのか、少し心配でしたがとても集中して聞いてくれました。

つくしグループ向け にんじんごぼうだいこん

昔々、畑の中で人参とごぼうと大根が仲良く暮らしていました。この3人は土の中で仲良く暮らしていたので、体中が泥だらけでした。ある日、みんなで外に出てお風呂に入ろうということになりました。

はじめにごぼうさんがお風呂に入ったのですが、お湯が熱くてちゃぽんと浸かってすぐに飛び出してしまいました。身体は泥だらけのままでした。

次に人参さんがお風呂に入りました。人参さんは我慢強いので、身体が真っ赤になるまでお風呂に入っていました。

大根さんは二人が入ったあとの丁度いいお湯にのんびり浸かって身体が真っ白になるまできれいに洗って出てきました。

今でもごぼうは茶色、人参は赤く、大根が真っ白になっているのです。

すみれ・たんぽぽグループ向け ムカデの医者迎え

昔、むかし、虫の仲間が一つの家に集まってみんなで遊んでいたんだ。

突然、一匹の虫が「お腹が痛い!お腹が痛い!」と大きな声で叫び始めたんだ。周りの虫もみんな心配して、「急いでお医者さんを呼んでこよう!」ということになったんだ。

じゃあ、誰がお医者さんを呼びに行くかい?という話になって、「ムカデは足がたくさんあるからきっと早いだろう」ということで、ムカデがお医者さんを迎えに行くことになったんだ。

他の虫たちは「しっかりしろ!すぐにお医者さんを連れてきてあげるからな!」と一生懸命看病していたんだけど、待てど暮らせどお医者さんが来ないんだ。何匹かが家の玄関へ行くと、ムカデが汗だくになって靴を脱いでいたんだ。

ムカデに「お医者さんはまだ来ないのか?」と聞くと、「いや、まだ靴を履いていないんだ、どうしてお医者さんが来てくれるんだ?」と逆に聞き返してきたんだ。そういえばムカデは足がたくさんあるから靴をはくのも大変だったね。

足がたくさんあっても早いというわけではないみたい。
おしまい。

その子その子で楽しみ方は違う

お話をしているときには、ほとんどの子どもたちが私の目をしっかり見て話を聞いてくれています。中には集中できなくなってふざけだしてしまう子もいますが、そういう子がいるのは当然だと思います。

人の話を聞くことは思ったよりも疲れる作業です。だからこそ、子どもたちが聞きやすいように、そして頭の中に映像を浮かべやすいように工夫をしていかなければいけないと感じています。

何よりもその子その子で楽しみ方が違うのだから、こちらの狙った通りの結果が出なくても気にしすぎないで楽しそうな時間を一緒に過ごせるように工夫する必要があります。お話をしながらそんなことを考えていました。

話し方は毎回違う

お話をするときには、子どもたちと雑談してから始めます。

例えば「どんなお野菜知ってる?」と問いかければ、子どもたちは口々に野菜の名前を教えてくれます。また、「今日は虫の話をするよ~。保育園でどんな虫をつかまえた?」と聞けば、夏の頃の虫取りの記憶を思い出しながら色々と教えてくれます。

この一言で、子どもたちの中にお話へ入り込むスイッチが入ります。頭の中に野菜や虫のイメージが広がっている子は、お話への聞き入り方が全く違うので、見ているとよくわかります。また、あまり集中できていないなと思う子もよくわかります。

子どもたちの様子を見ながら、今日はもう少しゆっくり話そうか、リズム良く話したほうが子どもたちが楽しめそうか、などを色々と考えて話をしています。

噺家のようにうまく話すことはできませんが、こうやって自分も工夫して子どもたちも一生懸命に聞いてくれるこの時間がとても楽しみな時間です。

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