身体を動かすのが楽しい秋!はっぴょう会が待ち遠しい!

目次

暑かった夏から大きな台風が何度も日本列島を襲う季節を経て、秋が深まってきました。もうそろそろ冬の足音も聞こえてきそうです。

秋ならではの楽しみ

姫井保育園の園庭には大きな落葉樹が2本あります。
モミジバフウとケヤキは赤や黄色の鮮やかな葉っぱをたくさんプレゼントしてくれます。

また、園庭のそばにはこれもまたとても大きな銀杏の木が今まさに緑から黄色へと色を変えようとしています。

 

落ち葉が園庭に集まると、子どもたちの小さな手が落ち葉でいっぱいになります。
この時期にしか手に入らないとても大切な宝物なのでしょう。朝一番に園庭中の落ち葉を誰よりも多く集めようと頑張る子どもたちの姿は、とても誇らしそうに見えます。

身体をしっかり動かすと、ご飯も美味しい

お散歩が気持ちいい

夏のまとわりつくような空気から、からりと爽やかな空気に変わった頃、まだまだ気温は高い時期もありましたが、外遊びには最適の季節になりました。ほとんどのクラスの子どもたちが園外にお散歩に出かけるなど、今年の初秋はお散歩に最適でした。

園外のお散歩コースについては、市役所の担当部署と合同で安全点検を行いました。子どもたちがお散歩に行く道のりの中で、危険がある部分については車道外側線を引き直してもらったりするように要望を出しています。

ただし、市内の各所から要望が上がっていることもあり、すぐには対応できないと言われてしまったので、子どもたちが安全にお散歩に行くことが出来るように、より一層の注意を払っていくことを再度確認しています。

外遊びの幅も広がる

草スキー場ではダンボール滑りが一層楽しい時期になりました。芝生が枯れてもっと滑りやすくなれば、つきぐみやほしぐみの子どもたちが何人か一緒に滑る姿や、ももぐみさんが一人乗りの草スキーで頑張る姿が見られると思います。

先日、ももぐみの一人の子どもが草スキー場脇の崖登りに成功していました。

しっかりと手に力を入れてロープを握りしめ、斜面を踏ん張って登りきって得意満面でしたが、下を見るとちょっと怖くなって降りられなくなったみたいです。

この子は急斜面を一人で登り切るという偉業を成し遂げてくれました。下で先生がしっかりと見てくれていたから、この子も安心して登っていったのでしょう。この経験は、今から何十年経っても心のなかでしっかりと栄養分として積み重なっていってくれるはずです。

給食のおかわりも増えてきました

暑かった頃はなかなか食が進まなかったつくしさんも、気がついたらしっかりとおかわりをしてくれるようになりました。おかわりの時間になって各テーブルを回っていると、「おかわりください!」と、つくしさんが元気に手を挙げてくれました。

その子のそばに近寄っておかわりのリクエストを聞くと「○○と、○○と、○○と・・・」とほとんどのメニューをおかわりしていて、「4月や5月の頃はこんなに食べるとは思っていなかったなぁ」と、びっくりしつつもしっかり食べられるようになったことをとても嬉しく感じました。

以前はメニューによってよく食べるときとそれほど食べないときに差があったように思いますが、夏の終り頃から秋にかけて、どんなメニューでもおかわりが無くなるぐらい食べてくれることが増えてきたように思います。食べられる量も増えてきたのかもしれませんし、気候が良くなって食事もしやすくなってきたのでしょう。

おはしにチャレンジ中です

つくしさんも徐々にお箸を使って食事をし始めています。持ち方が難しいときには、横からそっと手を添えて教えてあげると、しばらくそのままで頑張ってお箸を使っています。

大人は特に気にすることなく難なく使っているお箸ですが、使い始めの子どもたちにとっては仕組みが難解な道具です。どの指を動かせばどのお箸が動くのか、力をどうやっていれればお箸でおかずを持ち上げることが出来るのか、お弁当箱に残ったご飯粒をどうやってお箸で集められるのか、毎日試行錯誤をしながらの食事になるので、少しだけ食事のペースが落ちてしまう子もいます。

そんなときも、大人が手を出しすぎないように注意しながら、自分の力で出来るようにサポートしていると、いつの間にかしっかりとお箸で食事ができるようになっています。

ある日からお箸を使って食事をする事になったつくしさんが「せんせーみて!お箸」と自信満々な表情で教えてくれました。それを見て、子どもたちの「やりたい」という気持ちに最大限応えることは、子どもをこんなにも素敵な表情をするんだな、と感激しました。

もちろん、子どもの要望を全て聞き入れることは難しいときがあります。ですが、子どもの「やりたい」という気持ちを受け止めて、みんなで一緒に生活している保育園の中で、みんなが一緒に生活しやすいように工夫しながら、可能な限り子どもたちの要望を取り入れていくことは大切なことではないかと思います。

はっぴょう会に向けて

はっぴょう会のグループが決まり、ダンスの練習が始まりました。

いつもと違う楽しい時間

子どもたちは初めて教えてもらうダンスを楽しそうな表情で練習しています。もちろん、まだ始まったばかりなので曲を覚えたりダンスを覚えたりと覚えることがたくさんあって、子どもたちには負担も大きいのかもしれませんが、むしろ「いつもと違う楽しいこと」をしているというような感じなのかもしれません。

少しずつ出来るようになってきたら、周りのお友達と動きを合わせたり、音楽のタイミングに合わせて動いたりと、練習内容もレベルアップしていきます。そうするとうまく行かないことも出てきたり、中には少し挫折をしてしまう子もいるかも知れません。そんな子も練習が終われば、今までの遊びの続きにすんなりと入っていけます。

練習の他にも楽しいことがあること、ダンスはいつかきっと出来るようになると分かっているからだと思います。

外遊びも練習もどっちも楽しい!

毎日の練習時間が終われば、落ち葉がたくさんある園庭や広々としたサッカー場で思い切り身体を動かすことが出来ます。たくさん走れば身体も暖かくなりますし、手を洗ってお茶を飲んで、少し暖かくなっている室内で遊ぶことで、エネルギーをしっかり回復できます。

はっぴょう会の本番が終われば、別のグループのダンスを楽しみます。すでに練習初日から他のグループの練習を偵察している子もいたりして、関心度の高さが伺いしれます。はっぴょう会後が楽しみです。

今の季節にしか出来ないことをたくさんしてほしい

冷たい風や乾燥している空気など、言葉やイメージではわかりにくいことも、子どもたちは体感的に理解してくれます。このような体感による経験をどれだけ多様にたくさん経験することが出来るか?は大人になってから、また、今の子どもたちが子育てをする時代になったときに生きてくることです。

はっぴょう会の練習をしっかりするのも大切ですが、今の季節にしか出来ないことをたくさん経験してもらいたいと思います。

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