お泊り会

姫井保育園 副園長です

すみれグループの子どもたちが一晩保育園で過ごしました。
夕方に保育園へ来る子どもたちの表情はドキドキとワクワクと不安とが入り混じった表情で、準備をしながらこちらもとても楽しみになりました。
まずはみんなで夕食の準備です。
カレーで使う野菜を切ります。
先生に手伝ってもらいながら、みんなが食べる野菜を切り込んでいきます。
給食の先生が目の前でカレーを作ってくれます。
鍋で炒め始めると、もう美味しそうな匂いがしてきました。
今年もそうめん流しを楽しみました。
水の流れるスピードは早かったのですが、そうめんを上手にすくい上げて沢山食べることが出来ました。
夕食の前の腹ごなしに、近くの神社までお散歩です。
何段もある階段も、すみれさんたちは力強く登っていきます。
神社で「今日の夜怖い夢を見ませんように」と可愛いお願いをしたら、保育園へ帰ります。
途中で電車が近くを通りました。
夕日の中を駆け抜ける黄色い電車にみんなで手を振って見送ります。
園庭で夕食をいただきます。
「外で食べると美味しいね!」
みんなで外でご飯を食べるのは、本当に美味しく感じました。
少し薄暗くなってきたのでキャンプファイヤーを囲んで音楽とダンスを楽しみました。
火を見ていると大人も子どももなんだかほっこりする気持ちになってきます。
大きな花火もみんなで楽しみました。
すみれさんだけの特別な時間ですね。
先生に優しく支えられながら、手持ち花火も楽しみました。
手の先で燃える花火にかなり腰が引けてしまうところですが、すぐ後ろに先生がいるので安心ですね。
園長先生からメダルをもらえました。
素話もいつもより長いお話でしたが、とても楽しんでいました。
しっかりと眠れたので、サッカー場でラジオ体操をしてみました。
はじめての体操でしたが、子どもたちは上手に出来ていましたよ。
朝食を食べている間も、昨日の夜のお話で盛り上がっていました。
夜の保育園には、見たことのないおじいさんがいたようですね。どういうことなんでしょうか??
子どもたちはみんなで生活することを通じて、日々の生活習慣を身につけていきます。
いつもと違う環境におかれたときには、大人でもストレスを感じるものです。そんなときに信頼できる大人が近くにいることは、子どもにとってとても安心感を与えるものになります。
また、仲の良いお友達が近くにいることも、子どもたちにとってとても大きな支えとなります。
これから小学校に上がり、今までとは違う環境で過ごすことになります。
周りには同じ保育園のお友達がいないかもしれません。
そんな激変する環境の中で、子どもたちは自分たちの持っている力で少しずつ周囲に信頼できる大人や支え合うお友達を作っていきます。
就学前に、信頼できる大人やお友達が近くにいて、その中で思い切りきげんよく遊ぶ経験をしっかりと体験した子どもたちは、大きく環境が変わったときでも、自分の力で新しい環境に馴染むことができるようになります。
すみれグループの子どもたちにとって保育園で過ごす期間はあと半年と少しになりました。
子どもたちが自分たちの「育つ力」を存分に発揮できるように、しっかりと見守っていきたいと思います。