2016年3月15日 第42号 メディアとの付き合い方

2019年5月27日

副園長 水野勝文

テレビやビデオはほとんどの家庭で当たり前に見ることができます。ここ数年でパソコンやスマートフォンなどでインターネットに触れることも当たり前になっています。当たり前になってきているからこそ、このような「メディア」との付き合い方を考える時なのだと思います。

皆さんのご家庭でも、ゲームは1時間まで、テレビは親と一緒に見る、インターネットは親のいるところでしか使わせない、スマートフォンは子どもが見えるところではパスワードを解除しないなど、メディアとの付き合い方をそれぞれ工夫されていることかと思います。

それでも、電車やレストランなど静かにしておいてほしい場所で子どもが騒ぎ始めた時、スマートフォンやタブレットのアプリや動画サイトを見せると、ピタッと静かになってくれたりするので、非常に助かるツールとして「メディア」を使う方もいらっしゃるかもしれません。

乳幼児期の子どもにとっては身近な人との関わりあいや、体を使った遊びを通じた実体験を通じて心と身体を成長させ、人間関係を学びます。一方でテレビやゲーム、スマートフォンなどのメディア機器を通じた経験は視覚と聴覚の刺激が中心となるため、過度に長時間の視聴はアンバランスな発達につながるとも言われています。堪え性がない、キレやすい、人間関係が上手く作れないといった現代の子どもたちを取り巻く問題の原因になっているという研究もあります。

日本小児科医会はメディアとの付き合い方について次のように提言しています。

  1. 2歳以下の子どもには、テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう。内容や見方によらず、長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります。
  2. テレビはつけっぱなしにせず、見たら消しましょう。
  3. 乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう。見せるときは親も一緒に歌ったり、子どもの問いかけに応えることが大切です。
  4. 授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう。
  5. 乳幼児にもテレビの適切な使い方を身につけさせましょう。見終わったら消すこと。ビデオは続けて反復視聴しないこと。
  6. 子ども部屋にはテレビ・ビデオを置かないようにしましょう。

テレビやインターネットなどのメディアを見せること自体は必ずしも悪いわけではありません。その内容や使い方を大人が上手にコントロールすることが、子どもにとっては重要になります。そのためには、大人自身が情報の真偽を見抜いたり、情報に振り回されないように考える力を鍛えていかなければならないと思います。

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