2013年3月15日 第36号 一日保育参加について
3月の春の陽気のなかで、クラスの進級準備や年長児の卒園準備で、保育園は忙しくなりました。
さて4月からの新年度に向けて、当園として初めてこの1年間に取り組んだ、保護者の皆さんの「一日保育参加」についてお伝えしたいと思います。
3歳以上のつき組、ほし組それぞれで一日ひと組の保育参加をお願いしていましたが11名の保護者が応えてくださいました。
この保育参加は、なによりも1年に1度は保育園でお子さんや友だちの生活や遊びの姿にじっくりととけこんでみていただきたい、ということです。
園児は時間的には一日の大半を保育園の集団保育で過ごしますが、心の奥底でもっとも子どもが支えられているのは家庭であり保護者の皆さんからです。
「保育者」というと、すぐ保育園や幼稚園の先生たちをイメージしますが、子どもにとって最も大切な保育者は家庭の保護者です。
保育園の集団保育を支えているのは実は「家庭保育」だともいえる気がします。こうして集団保育と家庭保育がうまくかみ合うことで、お子さんのすこやかな成長が実ってきます。子どもが保育園で過ごす生活を実感してみるのは、ご家庭での子育てやお子さんへのまなざしを豊かにする貴重な機会になると思います。単に長時間の見学というのではなく、保育をサポートするかたちでお子さんと友だちに接してみてください。子どもたちにとっても、広くさまざまなお母さん(お父さん)が折々にクラスに入って一緒にすごしてくれるのは、家庭のにおいが入ってくるうれしいことです。
またそこで感じたところから、さまざまなご要望や、場合によっては園への苦情も出てくるかもしれません。私たち保育者にとって、保護者の方の目線が保育を見直すよいきっかけとなることがあると思います。
新年度、ほし組、つき組の2クラスで、クラスが落ちつく6月あたりから、1クラスについて1日1名のご参加で、ご希望を募って実施します。
ご希望の日を選び、保育サポータ-としての姿をお子さんに見せてあげて下さい。具体的には入園式でご説明します。
私たちはこの試みがきっとご家庭と保育についての相互理解を深め、この園の保育をより質の良いものに高めていくと信じています。
どうぞご理解をいただき、たくさんのご応募をお願い致します。
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