遊びを発明
5月10日に山口県もステージ3に移行し、なかなか落ち着く様子が見られない状況ですが、子ども達が安心して生活できるような日が戻ってくることを願ってやみません。
新しいクラスでの生活にも慣れ始めた子ども達は園庭や草スキー場で虫探しに大忙しです。ももぐみの子どもたちが落ち葉の下にダンゴムシがたくさんいるんだよと教えてくれたので、一緒に探しに行くとゆりぐみの子どももついてきました。「どれどれ?」と一緒に覗き込んでいると、「ほらそこおったよ!」と一斉に声が上がります。ゆりぐみの子どもも一生懸命に何かを伝えようと頑張っています。
砦の点検中に緩みそうなビスを電動ドライバーで締め直していると、その音に興味を持ったつくしさんたちが近くから見学し始めました。「ガガガガガ!」という音に「キャー!」と大騒ぎして楽しそうです。また、廃棄予定の避難車のタイヤをバラバラにしてゴムチューブを取り出すと、タイヤを砂場に持っていって積み上げたり、砂を入れたりして遊びを作り出すすみれさん。ホイールを転がしてみてまっすぐ転がる場所を探すたんぽぽさん。子ども達には遊びの才能が溢れています。
子ども達は本物が大好きです。安全には十分配慮しながら本物の道具やものを触ってみることで、子ども達が自ら遊びをどんどん発明していきます。
気持ちの良い季節になったので、しっかりと子どもと一緒に戸外遊びを楽しみたいと思っていたところ、いつの間にか梅雨入り宣言がされてしまいました。外遊びもしばらくはお預けですが、室内でも遊びを発明してくれると期待しています。
隣接県に緊急事態宣言が出された状況ではなかなか行きたいところに行けないかもしれません。そんなときには普段何気なく使っている「大人の本物」を子ども達に触らせてあげることも、子ども達には楽しみの一つになるのかもしれません。
お家でできる何気ないひとときだからこそ、子ども達の育つ力にたくさんの栄養を与えてくれるのだと思います。
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