2003年5月25日 第12号 伝え合うことの大切さ

2019年5月27日

保育園の新年度が始まってほぼ2ヶ月がたちました。新入園のお子さんたちもそれぞれになじんできて、いま園庭は子ども達の弾む声と若葉の緑で、命が沸き立っているようです。この様子をできればそのまま目にしていただけたら素晴らしいと思うのですが、これから、梅雨に入るまでの間、存分に外遊びを楽しんでほしいと思っています。

こうした姿をリアルタイムでお伝えできないのは残念ですが、昨年から日々の様子をデジタルカメラで写して、その日のうちに見ていただけるよう、玄関そとのボードに展示してきました。また、お昼ご飯やおやつも展示しています。

お子さんの様子は、お迎えの折にできるだけお話して伝えるように心がけていますが、見て分かるこうしたものは、よくお子さんとの話のきっかけにもなるようで、今後も続けていこうと考えています。

これまでに園だよりなどでお話してきたように、この園では「きげんのいい子どもに」を保育の目標にしています。

子どもの時期に周囲への安心と信頼がはぐくまれると、これを心の基地として、外に向かう意欲や元気が生まれますし、内面的には自分への自信と落ち着きが出てきます。

こうした子どものきげんのいい姿を支えていくためには、私たち大人も安心と信頼を持ち合っていることが大事だと思います。ですから、保育園のあれこれで、疑問や不安を感じられる点があれば皆さんからのご意見や質問にもきちんとお答えし、また考え合っていきたいと思います。なにかありましたら、悩んだり考え込まれる前にポンと出していただく方が、伝え合いのキャッチボールがスムーズにいくように思います。

また、子どもはなんといっても、お父さん、お母さんと仲良しでいる人にこそ、親しみと信頼を持つものです。ですから、保護者の皆さんと担当の職員が楽しくおしゃべりしている姿を見ていることは、子どもたちにとって園が居心地のいい場所であるために大切な事柄です。

送り迎えの時間帯は、忙しい中でも、できるだけ子どもを真中に、日々の伝え合いをすることで、子どもがきげんよくくつろげる保育園であるようにしたいと願っています。

そして皆さんとの伝え合いを通して子ども一人一人の育ちにとって何が大事なのかを常に考えながら、保育園も成長していきたいと思います。

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