大人も外遊びの日

最近急に寒くなってきたこともあってか、体を動かすのが億劫になってしまい、気がつけば身体のあちこちがギシギシし始めてしまいました。

ということで、やらなければいけないことは少し横において、子どもたちと一緒に身体を動かして遊んでもらいました。

ふと事務室から草スキー場を見ると、ゆりぐみさんたちが楽しそうに遊んでいたので、混ぜてもらいに行きました。


草スキー用のなだらかな斜面は、ゆりぐみさんたちの足でもタッタカタッタカと軽快に登ることができます。

中には、崖に垂らしたロープを上手に手繰り寄せて、かなり難易度の高い崖登りを成功させている子もいました。

転げ落ちてきても必ず保育士が受け止められるように注意しつつ、自分の力で出来るところまでは「がんばれ~」と声掛けをするだけにとどめて見守り、子どもが助けを求めてきたら助けに入ることで、子どもたちは自分の力を十分に試すことが出来るようになります。また、「困ったときにはちゃんと助けてもらえる」大人の存在をしっかりと体感してくれます。

 

その後は、ももぐみさんたちと一緒に園庭で鬼ごっこに興じました。
子どもたちは、他のお友達や園庭の樹にぶつかったりしないように、また、鬼役の園長先生に捕まらないように、前を見たり後ろを見たりしながら、「きゃー!」と満面の笑みで逃げてくれます。

息が切れてきたので休憩していると、いつの間にか遠巻きに見ていたはずの子どもが「つかまえてごらん」といわんばかりに、目の前でこっちをニヤニヤと見つめてくれます。ももぐみさんと遊ぶと休む暇がありませんが、大人も全力で楽しむと子どもも楽しそうです。

 

午後からはサッカーが好きな男の子たちを数名連れて、サッカー場で少しだけサッカーを楽しみました。

自分の身体が思っていた以上に動かないことに衝撃を受けつつ、子どもたちと気持ちよく走り回りました。

「あ!それコーナーキック!」とか「PKよ!」とかいろいろなルールもよく知っています。レノファ山口の練習場が近くにあることもあり、サッカーに親しむ子どもも多いようです。

外遊びを楽しむとともに、ルールを守ることや他の友達と協力することなど、いろいろなことに興味関心を持ち、知的好奇心を広げていってもらえたらなと思いました。

 

今回はサッカーを楽しんでいたのは主にすみれの男の子だったのですが、その中にたんぽぽの男の子と、つくしの男の子も混じっていました。たんぽぽの男の子はサッカーも上手だったので、一緒になって楽しめていたようですが、つくしの男の子たちはまだルールなどがよく分かっていないのかもしれないなと感じました。

それでもお兄ちゃんたちと一緒の空間で、なんとなく一緒に遊んだ感覚は、とても大切な感覚ではないかと思います。そういえば自分が子供の頃はこういった遊び方で外が暗くなるまで遊んでいたなぁ、保育園で働きながらこういった遊び方がたくさん出来なくなっているというのは少し残念だなぁとも感じました。

せっかく異年齢のクラス編成をしているのだから、室内遊びだけでなく、外遊びでも異年齢の良さをしっかり出せるように出来たらいいなぁと感じた一日でした。