食事・アレルギー対応について
食育方針~おいしく・楽しく・マナーよく~
おいしく
これから成長する過程で子ども達はたくさんの食事をとりながら色々な味覚と出会うことでしょう。その中で乳幼児期の食事は味覚のベースを作るとても大切なものです。
保育園では食材の持つ本来の味を子ども達に味わってほしいと考えています。味付けは昆布やいりこ、カツオなど天然の風味を活かした薄味にしています。そしてできるだけ手作りを取り入れ心のこもった味を感じてほしいと思っています。
また、子どもたちがより食べやすいように、調理法や献立も考えながら調理しています。
本当の美味しさを伝えることで、好きな食べ物が増えたり、自然な味わいを美味しいと感じてくれればと願っています。
楽しく
食事は子ども達にとって大きな楽しみの一つであり、家庭でも保育園でもともに楽しくということが本来の形です。
友達や先生に囲まれ、楽しく整えられた環境の中で子ども達の心は自然と満たされていきます。こうしたコミュニケーションも通じて、食事の楽しさを感じて欲しいと思っています。
また、偏食についてですがご家庭でも苦労されているかと思います。
保育園ではクッキング保育や食育指導、菜園活動などを行っており、食事については幼児クラスからバイキング形式を取っています。無理に食べさせられることがなくなるだけでなく、自分で食べる量をコントロールすることは、自然な自立の促しにもなります。好き嫌いは、仲間たちと共に楽しく食べる中で子ども自身が自然な形で解決していくものだと考えています。
マナーよく
子ども達がおいしく楽しい食事をするだけでなく、マナーよく食事することはこれから成長する上でとても大切です。
保育園では食前食後のあいさつ、手洗い励行など基本的な生活習慣を身に付けたり、正しい姿勢で食べる、食べ物を粗末にする態度をとらないなど、望ましい食事のあり方を日々の保育の中で働きかけています。
大人が率先してマナーの良い姿を見せることで、模倣の天才である子どもたちは自然と適切な振る舞いをするようになっていきます。
日々の食事を通して気持ちのよいマナーを自然と意識してくれればと思っています。
離乳食・アレルギー食について
離乳食においてご家庭で食べたことが無い食材はお子さんに提供しないことを原則としています。保護者の皆様には次のそれぞれのタイミングでご確認をお願いしています。
入園のタイミング
これまで食べたことのある食材、すでに分かっているアレルギーの有無など
離乳食から幼児食へ移行するタイミング(1歳前後)
離乳食の間に食べさせたもの、まだ食べさせていないものの確認
完全に幼児食へ移行するタイミング(1歳6か月前後)
アレルギー等の可能性により食べさせていないものがある場合には「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」を提出していただきます。また、食物アレルギーの可能性がある場合には「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」の提出をお願いしています。管理指導表でアレルギーの可能性があると指摘された場合には、給食・おやつ等からは該当する食材を除去する対応を取っています。
保育園ではお子さんの食物アレルギーについて、入園児時にご家庭から要望をうかがって、きめ細かく対応していくようにしています。特に3歳未満児については成長途上の微妙な時期で、アレルギーが疑われる個別の食材についてもご家庭と相談しながら、分量を調整して、耐性のある限度で試行して様子を見るような提供の仕方も試みてきました。
しかし、近年アレルギーの対象となる食材の種類やアレルギー症状の程度も多様になっています。
ちょっとしたミスが重大な結果をもたらしかねない事柄であり、集団保育の場では多数の子どもを複数の職員が見る必要があるため、複雑な対応はミスの可能性を上げることになりかねません。
集団保育の場で全ての子どもがきげんよく、安全に美味しい食事を楽しめるようにするためには、医師の判断に基づき簡潔で分かりやすい対応を取ることが必要になります。
お子さんの成長とともにアレルギーの症状が緩和されていくこともありますので、「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」は年に1度更新をお願いしています。
お仕事等でお忙しいところ大変恐縮ですが、お子さんの健やかな成長のために、ご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
離乳食においてご家庭で食べたことが無い食材はお子さんに提供しないことを原則としています。保護者の皆様には次のそれぞれのタイミングでご確認をお願いしています。